チリ人2選手目の全サーフェス決勝進出、モンフィス撃破しタビロが芝初V王手<男子テニス>
ロスシー国際
男子テニスのマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)は28日、シングルス準決勝が行われ、第4シードのA・タビロ(チリ)が第6シードのG・モンフィス(フランス)を2-6, 6-2, 7-6 (7-3)の逆転で破り、芝大会初の決勝進出を果たした。この勝利によりタビロは全サーフェスで決勝進出したことになり、オープン化以降ではチリ人選手2人目の快挙となった。 【タビロ、オフナーら マヨルカ・チャンピオンシップス組合せ】 世界ランク24位で27歳のタビロは今大会、上位4シードが1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク58位のA・シェフチェンコ(カザフスタン)、準々決勝で同85位のJ・メンシク(チェコ)を下し4強入りした。 そして世界ランク40位のモンフィスと顔を合わせたこの日の第1セット、開始から4ゲームを連取されたタビロ。1度もブレークバックのチャンスを掴めず先行される。それでも続く第2セットではゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームから4ゲームを連取し1セットオールに追いつく。 ファイナルセットでは互いにブレークを許さずサービスキープを続けタイブレークに突入。一進一退の展開となるとタビロが4-3とリードした場面から3ポイントを連取し1時間54分で勝利した。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトに、今年1月のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)でいきなり優勝するなど好調を維持するタビロのコメントを掲載しており「今年の最初の週に、初めてのATPタイトルを獲得するなんて想像もできなかった。今、僕たちはここにいる。このレベルを維持できればと思う」と語った。 なお、タビロが芝のツアー大会で決勝進出するのは今回が初であり、全サーフェスで決勝に駒を進めたことに。1968年のオープン化以降では元世界ランク14位で現在78歳のJ・フィヨル(チリ)以来 チリ人選手としては2人目の快挙となった。 決勝では世界ランク54位のS・オフナー(オーストリア)と対戦する。オフナーは準決勝、予選勝者で世界ランク289位のP・ジュブ(イギリス)を6-4, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。 ※記録に誤りがありました。 訂正しお詫びいたします。(2024/6/29/11:00)
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