男子バレー「47年ぶり」準優勝 五輪メダルへ、狙いどおりの経験値
バレーボールのネーションズリーグ男子決勝が6月30日(日本時間7月1日)、ポーランドのウッジであり、日本は東京オリンピック(五輪)金メダルのフランスに1―3で敗れた。 【写真】高橋藍と石川祐希に「おんぶにだっこ状態では勝てない」と語る西田有志 主要国際大会で日本が準優勝するのは、1977年のワールドカップ(W杯)で2位に入って以来、47年ぶり。 第4セット、フランスにマッチポイントを握られた日本は、主将の石川祐希に託した。だが、スパイクは相手ブロックにはね返され、ゲームセット。3セット目以降、日本のスパイクはことごとくフランスのブロックに止められた。 それでも、石川は「差はそんなに感じなかった。1点取り切れるかどうかだった」と話した。 今大会は、パリ五輪を見据えて決勝進出を最大の目標にしてきた。金メダルを獲得した1972年ミュンヘン五輪以降、日本が手にしていない五輪でのメダル獲得を具体的にイメージするためだった。 「国際大会の決勝は初めて。非常にいい経験だった」と石川。52年ぶりの五輪メダルへ、手応えを得てパリに臨む。(ウッジ=加藤秀彬)
朝日新聞社