23年WBCで侍ジャパンにサヨナラ負けのメキシコ代表クローザーがドジャース入り 大谷のチームメートに
ドジャースがジョバンニ・ガエゴス投手(33)とマイナー契約を結んだ。米移籍サイト「トレード・ルーマーズ」が報じた。 23年3月、メキシコ代表のクローザーとしてワールドベースボールクラシック(WBC)に出場し、侍ジャパンと対戦した準決勝で9回にサヨナラ負けした際にマウンドに立っていた投手だ。特に先頭打者だった大谷翔平が逆転劇の口火を切る二塁打を放ち、二塁上で「カモーン!」のポーズで自軍を鼓舞したシーンは名場面として記憶されている。 ガエゴスはドジャースの25年の春季キャンプに招待され、アクティブロースターに入れば基本給250万ドル(約3億8700万円)、プラス成績次第で150万ドル(約2億3200万円)のインセンティブボーナスも獲得できる。この契約では3つのオプトアウトの日も設定されており、ドジャースがガエゴスをメジャーに昇格させない場合、FAに戻ることもできる。 ガエゴスはメジャーリーグ8シーズンの経験を持ち、19年から22年にかけてカージナルスでの4年間では228回1/3を投げ、防御率2.84、奪三振率32%、与四球率6.6%という優れた成績を残した。22年10月には2年総額1100万ドルの延長契約を結んでいた。しかし、23年は成績が後退し、防御率4.42、奪三振率が低下し、本塁打数が増加した。24年も20回2/3を投げて防御率6.53、6本塁打を許した。8月初めに戦力外通告を受け、その後、ツインズがすぐにマイナー契約を結んだが、3Aで防御率4.26、12回2/3で奪三振8に対し与四球10という成績でメジャー昇格の機会はなかった。 ここ2シーズンで成績が下降しているが、ドジャースはこれまで他球団で不調だった投手を立ち直らせてきた実績がある。ドジャースのコーチ陣や選手育成スタッフが彼の問題を修正できれば、25年のブルペンで、試合終盤の重要な役割を担えるかもしれない。