韓国・現代モービスが掲げる「2033年までにグローバルトップ3部品メーカー」という目標
【11月25日 KOREA WAVE】韓国・現代(ヒョンデ)モービスが創立50周年を迎える2027年までに年間平均売上成長率8%、営業利益率6%を目標に掲げ、2033年までに「グローバルトップ3の自動車部品メーカー」に躍進する計画を発表した。収益基盤の多角化と未来モビリティ技術の強化で、現代自動車グループへの依存度を下げ、グローバル市場での競争力を高める。 19日に開催された初の「2024 CEOインベスターデイ」で、現代モービスのイ・ギュソク社長は成長戦略と企業価値向上(バリューアップ)計画を発表した。 現代モービスは、グループ外の完成車メーカーへの販売比率を現在の24%から2033年には40%に引き上げる目標を掲げている。2023年第3四半期の売り上げでは、現代自動車と起亜(キア)自動車が占める割合が75.9%に達しており、これを60%まで引き下げる方針だ。 具体的には、電動化車両と「ソフトウェア中心の自動車(SDV)」の開発を基盤とし、全方位で競争力を強化。2026年末までに航続距離延長型電気自動車(EREV)の量産を目指すほか、コスト競争力に優れた小型電気車(EV)向けの120kW級駆動システムを2024年に開発完了し、欧州やインド市場を狙う。また、250kW級の大型EV用駆動システムも完成段階にあり、プレミアム市場への参入を進める。 SDV分野では、北米の電気自動車メーカーと共同で初のSDVソフトウェアプラットフォーム「ビジョンリンク」のコンセプトを開発中。2024年には本格的なプロモーションを開始する予定だ。 車両用半導体においては、ファブレス(設計専門)事業を中心に独自設計能力を強化し、システム制御の品質向上と安定供給を実現する。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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