続く「辰年選挙」のジンクス、自民一強のサイクルが終焉 「旧民主に似てきた」と指摘も 政治回顧2024(上)
新たな政治状況にポジティブな面を見いだせないこともない。首相は低姿勢で「熟議」を打ち出す一方、国民民主など野党側も与党との協議を通じ、それぞれの政策実現を競い始めた。政局優先の日程闘争やスキャンダル追及など、不毛な光景は目立たなくなった。
激動の辰年が終わり、もうじき巳年を迎える。脱皮を繰り返して成長するヘビのごとく、政治も「再生」の年となることを祈りたい。(官邸クラブキャップ 千葉倫之)