初V國學院大・7区の平林がレース後に涙を流したワケ 前田監督「上原を信じて待とう」【全日本大学駅伝】
◇秩父宮賜杯 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会(3日、熱田神宮西門前-伊勢神宮内宮宇治橋前8区間 106.8 ㎞) 【画像】全日本大学駅伝 1位でゴールした國學院大學・上原琉翔選手 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会が3日行われ、初優勝を果たした國學院大學の前田康弘監督が、レース後インタビューに応じました。 悲願だったという初制覇について「まだ実感はないけど、本当に全員駅伝で、素晴らしい選手とチームで、監督という立場でここに立たせてもらって幸せ」と喜びを語った前田監督。 また、チーム的にも全日本が1番優勝できる可能性があったそうで、「全日本が1番このチームは獲る可能性が高いと数年前から感じていた。それをしっかり体現する年だと選手には伝えていた」と明かしました。 一方で、全員が頑張ってくれていた中、エース区間の7区を走った平林清澄選手(4年)がレース後に涙を見せたことを告白。 前回7区区間賞の平林選手は、後半に青山学院大学の太田蒼生選手(4年)に引き離され、トップでタスキを渡せなかったことを悔やんだそうで、「レース終了後に泣きながら電話してきて『監督、申し訳ない』と。でもレースはまだ終わってないから『上原(8区の3年・上原琉翔選手)を信じて待とう』と答えた。今ここに平林いないけど多分泣いているんじゃないかな」と話しました。 レースは2位でタスキを受け取ったアンカー・上原選手が9キロ過ぎで青学大を引き離し、1位でフィニッシュしました。 國學院大はこれで出雲駅伝優勝と合わせて2冠を達成。箱根駅伝での3冠を意識しているかと問われると、「全く考えてない。一戦一勝で出雲駅伝も全日本大学駅伝も臨んでいる。箱根についてはこれから準備していきたい」とコメントしました。