「自分の将来を確保する必要がある」英メディアが角田裕毅に移籍のススメ これまでのレッドブルの対応には「疑問が残る」
2021年からF1キャリアを歩んでいる角田裕樹は大きな岐路を迎えたのだろうか。RBに在籍し4シーズンが過ぎ、今オフ、レッドブル昇格の候補に挙がりながら、その機会を得られなかった。そして、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表より、2025年シーズン終了後、角田のグループからの退団をうかがわせるコメントも発せられ波紋を呼んでいる。 【動画】角田裕毅が果敢なアタックで9位浮上&ローソンがスピンでコースアウトしたシーンを見る 今回、新たにリアム・ローソンがレッドブルのシートを掴んだことも踏まえ、欧州メディアにおいて、もはや角田の昇格の見込みはほとんど無いとして、他チームへの移籍の可能性を占う声がより強まっているようだ。 英スポーツサイト『THE SPORTSRUSH』でも現地時間12月22日(日本時間23日)、角田の去就についての特集記事を配信。トピックの中では、「来季、ローソンがレッドブルで期待外れの成績を残し、オーストリアのチームがドライバーを再び入れ替える可能性もある」と見込みながらも、「しかし、ツノダがジュニアチームで4シーズンを過ごしているにもかかわらず、昇格が見送られ続けていることを考えると、2025年シーズン終了後もレッドブルグループに残る可能性は低そうだ」と綴っている。 その上で同メディアは、「2025年シーズンの間にツノダは他チームとの接触をはかり、自身の将来を確保する必要があるということだ」と指摘。続けて、「もし現在のチームのどこからもオファーが無ければ、ツノダにとってF1に留まる最後のチャンスは、2026年から参入する11番目のチーム、キャデラック・レーシングになるかもしれない」などと見通している。 また、他メディアの情報も引用し、これまでのレッドブルグループによる角田への対応にも言及。「『The Race』のスコット・ミッチェル=マルムは、今年初めにハースがツノダの獲得に興味を示した際、レッドブルが彼の移籍を許さなかったと主張している。これらの報道が事実であるならば、レッドブルが長期的な計画にツノダを含めていないにもかかわらず、オファーを断った理由は何なのか疑問が残る」などと見解を示している。 来季がチームとの契約最終年となっている角田。F1ドライバーとしての未来を紡いでいくため、さまざまなマネジメントが求められるシーズンとなるのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】
- 2026年は”浪人生活“の可能性も ホーナー発言で窮地に立つ角田裕毅が「F1戦線」に生き残る方法は?
- 角田裕毅ではなく、なぜローソン? レッドブルの選択に独記者も疑問符「ツノダは本当のチャンスを一度も与えられなかった」
- 「チームに留めておく意味があるのか」ホーナー代表が明かした角田裕毅の評価 RB5年目の来季が最終シーズンか 「手放すか、別の道を探すしかない」
- 「ユウキは本当に気の毒だ」ローソンのレッドブル昇格報道に英識者が憤り 角田裕毅を起用して「うまくいかなければリアム昇格もできた」とも
- 「ホーナーは完全には納得していない」依然として厳しい角田裕毅への評価…海外メディアがテストの一幕にも言及「ツノダが乗る前にサーキットを後に」