「ドカンと倒れそう」住宅街近くの山に“違法建築”された『廃屋』や大量のゴミ...近隣住民は崩落や飛来を懸念 所有者の親族は取材に「解体業者に頼むとお金がかかるので...」京都市
私有地のため市は『指導』しかできず「難しい状況」
京都市も去年から所有者に解体を求めようと廃屋の前に紙を貼るなどし接触を図ろうとしていますが、多くは連絡がとれていないといいます。ただ、連絡がとれても私有地のため「指導」しかできず、解体は簡単には進まないと話します。 (京都市開発指導課 松浦寛諭課長)「われわれが指導を行う対象者の方(所有者)が高齢であったり、資産的にも余裕がない方もいるのでなかなか難しい状況となっています」 また、周辺に散乱しているゴミなどについても、市が勝手に処分することはできないといいます。 (京都市廃棄物指導課 新島智之課長)「どこまでいっても民有地に置いてあるモノという観点から、それがゴミなのか残置された資材なのかというところから、まずは調査していかないといけない」 さらに、京都市としては、現時点で崩壊する危険性が認められる建物はないという見解だということです。違法な廃屋と大量のゴミが放置された京都の山。地域住民が安心できる元の姿へと戻る日はくるのでしょうか。 (2024年10月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『発掘!憤マン』より)