久住町産の卵専門店「とりtoたまご」オープン 竹田市の国道57号沿いでスイーツや加工品販売 養鶏業者運営「地元発信する場に」
大分県竹田市久住町産の卵を使ったスイーツや加工品、地域の産品を扱う店「とりtoたまご」が市内拝田原の国道57号沿いにオープンした。同町で養鶏業を営むグリーンファーム久住が手がけており、「自分たちは地域に育ててもらっている。竹田市を発信する場にしていく」と意気込む。 同社は久住高原で鶏を飼育。餌や生育環境に注意を払っているという。 市内拝田原では、自社の卵を使ったプリンや食事を提供するカフェ「カプリセス」を運営してきた。市内の事業所などにスイーツを納品する中、生産基盤の強化を検討。大分、熊本両市をつなぐ国道57号で、竹田市が通過点にならぬようにと新店舗を設けた。 店頭には自社ブランド「風のたまご」を使ったプリン7種類やロールケーキ、シュークリーム、フィナンシェといった菓子をはじめ、鶏肉のハンバーグや鶏飯の素といった商品が並ぶ。店内で食べることができるよう、13席を用意している。 自社商品以外に市内や豊後大野市など生産者が手がける畜産加工品、酒、無農薬野菜などを置く。 店は10月下旬にオープンした。地元や県外からの移住者ら新たに雇用した17人も働く。飯田将店長(43)は「いろんな方がふと立ち寄り、竹田市を知ってもらいたい。地元の人に、できて良かったと思える場になれば」。 営業は午前10時半~午後5時半。木曜定休。問い合わせは同店(0974-63-0115)。