JALアスリートアカデミーに参加し、子供たちと記念撮影する（左から）北口、加納、村竹

　JALアスリート社員による子ども向けプログラム「JALアスリートアカデミー」が5日、東京・中央区晴海で行われた。パリ五輪で金メダルを獲得した陸上女子やり投げの北口榛花、フェンシング男子の加納虹輝、陸上110メートル障害5位の村竹ラシッドが参加。小学生に向けて走る、投げるをテーマにした陸上教室やフェンシング体験会などを通し、スポーツの魅力を伝えた。 　大人も参加したトークイベントでは、ファンからの質問に答え、個性あふれる回答を連発。「生まれ変わってもアスリートになりたいか？」という質問に、加納は「生まれ変わってもフェンシングをやりたい」と熱弁する一方で、北口は「どうせ生まれ変わるなら違うことがしたい」と大笑い。「アスリートは1回やったので違う人生をやってみたい。アスリートは常に戦っている感じになっちゃう。それから離れた世界でも生きてみたいな」と本音をのぞかせた。村竹も「アスリートをやるならバスケとか別の種目をやりたい。別のキャリアを歩んでみたい」と回答した。 　今後の目標について北口は「来年9月に国立競技場で世界陸上がある。前回のチャンピオンとして臨むので、連覇したい。日本の皆さんの前で良い投てきができたら。記録はアジア人で初めて70メートルを目指したい」と力強く語った。 　村竹も「世界陸上でメダル獲得が目標。男子の短距離、障害種目で最高は銅メダル。メダルを獲るなら金か銀を目指したい」と話した。加納も「来年7月に世界選手権がジョージアであるので金メダル獲得を目指す。28年ロス五輪で個人、団体どちらも金メダルを獲るのが目標」と決意を新たにした。