ワークマンの「ステップインスリッポン」を使ってみた

　キャンプなどのアウトドアシーンや、座敷席のある飲食店などに行く際は、脱ぎ履きが簡単なシューズがあると便利です。それでいて歩きやすいシューズだと、さまざまなシーンで使いやすいでしょう。 【写真】ワークマンの「ステップインスリッポン」を履いてみた 　今回は、機能的でリーズナブルなアイテムがそろう「ワークマン」から「ステップインスリッポン」を紹介します。手を使わずに履ける、フィット感抜群のシューズです。価格は2500円（税込）。実際に履いているので、使用感などもお伝えします。

手を使わずに履ける「かかとスライダー」

　ワークマンのステップインスリッポンは、履きやすさにこだわったシューズです。大きな特徴は、かかとが「かかとスライダー」という、少し変わった形状をしていることです。 　かかとの先端がとがっており、ここに足をのせるだけでスムーズに履くことができます。まるで足を誘導するかのように、抵抗なくスッと足が入っていきます。これは脱ぐ際も同じです。かかとが、シューズのかかと部分のラインに沿って上に向かって脱げていきます。 　両手で荷物を持っていても簡単に着脱可能です。

アッパーは少しきつめ

　着脱がスムーズだということは、脱げやすいのではないかと思うかもしれませんが、甲ゴムバンドを備えているので適度な締め付けがあります。 　そのため、歩いている途中で靴が脱げてしまうことはありません。またゴムバンドはきつすぎないので、履くときの妨げにもなりません。

ウォーキングやランニングにも使える？

　ステップインスリッポンのソールは厚めです。特にかかと部分のソールはボリュームがあるので、着地の際の衝撃を和らげてくれます。一方で、高反発ソールなどを搭載しているわけではないので、ランニングには向かないかもしれません。ショッピングや軽いウォーキングなどなら十分対応できると感じます。 　また靴底は、滑り止めに特化した仕様ではないので、ぬれた路面やタイルなどの上では注意が必要です。

軽量だから歩きやすい

　ステップインスリッポンは軽量です。26.5cm（片足）の重さを計測してみたところ、約234gでした。ソールに厚みがあるので重そうに見えますが、非常に軽いです。そのうえ、ゴムバンドで適度な締め付けがあるので、歩きやすいと感じます。靴ひもがないので、歩いている途中で靴ひもがほどけてしまう心配もありません。 　例えば、小さい子供を抱っこするパパ・ママさんが活用するのもよいのではないでしょうか。また、シニアの方にも最適なシューズだと感じます。筆者の70代の両親も、靴ひもがなくて着脱が楽な靴が欲しいと言っているので、このシューズはその問題を解決してくれそうです。 　注意点としては、サイズ展開が24.5cmからということ。小さめの足には対応していません。 　カラーはブラックとネイビーの2色展開です。ワークマンの公式オンラインストアでは在庫切れになっていることもありますが、店舗には在庫がある場合が多いです。店舗取り置き依頼もできるので、近隣の店舗在庫をご確認の上、購入を検討してみてください。