首位相手に好パフォーマンスのユニオン町田浩樹、好調を維持して日本代表へ。敵地でのインドネシア代表を警戒「難しくなるだろうなと思ってます」【現地発】
197センチの大型ストライカーを吹っ飛ばす
日本代表CB町田浩樹が所属するユニオン・サン=ジロワーズは11月10日、ベルギーリーグの首位を快走するヘンクを4-0でくだした。この勝利でユニオンは順位を3つ上げて7位に浮上した。 【画像】三笘薫、鎌田大地ら海外組が徐々にジャカルタ到着!私服で登場した日本代表戦士! 「6位以内がプレーオフなので、しっかり今年中にはそこに立ってリーグ戦を折り返したいです」(町田) この夜のヒーローは左ウイングバックのロイク・ラプサンだ。 チームの2部リーグ時代を知る古参は今季のプレシーズン中、規律違反を咎められセカンドチーム行きを命じられた。しかし、そこでのハードワークが認められ、10月30日のベルギーカップ、オイペン戦(3-0)からトップチームでのプレーを再開した。 そんな彼が開始4分に先制弾を、前半アディショナルタイムにアシストを、51分にはチーム3点目の起点になったのだから、ユニオンは盛り上がった。 守備でもラプサンは、3バックの左を務める町田としっかり連係を取りながら、ヘンクのウインガー、ヤルネ・ステウカースと攻撃的右SBエル・ウアディをしっかり抑え込んだ。町田は、ラプサンの高パフォーマンスを手放しで喜んだ。 「昨季、50試合近く一緒にプレーしたので、彼の守備のやり方を分かっているので、信頼しきって守備をすることができました。リーグ戦では、彼は前節のメヘレン戦から出ているんですが、非常にやりやすかったです」 9月20日のコルトレイク戦(3-0)では、懐の深さを活かしながら絶妙の間合いで敵を封じ込んだ町田は、「僕は痛いのが嫌いなんで」と冗談交じりに語っていたが、今回のヘンク戦では激しい当たりと鋭いアプローチで接近戦に挑み、ヘンクの右サイドに仕事をさせなかった。 「相手のヘンクがキレイにポゼッションするチームで、デュエルを嫌うチームなので、あえてデュエルに持ち込んだりしました」 78分にはベルギーリーグを代表するストライカーのひとり、トル・アロコダレがカウンターからのドリブルで持ち込んできたところを、町田がひとりで対応してスタンディングタックルで正確にボールを奪いきった。 このプレーで吹き飛んだのは、町田より8センチ高い197センチの大型ストライカーの方。ヘンク戦のパフォーマンスを象徴するようなシーンを「良いタイミングでうまく身体をぶつけることができました。落ち着いて焦らず対応できたかなと思います」と町田は振り返った。
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