ロドリ「ヴィニシウスのバロンドール受賞報道はよく分からなかった。僕は獲得できるか分からなかったけど式に参加したよ」
マンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリが、先のバロンドール受賞を振り返っている。 2024年のバロンドールはシティでの活躍ほか、EURO2024優勝に大きく貢献したロドリが受賞。当初、受賞最有力だったと言われたのはレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールだったが、同選手含めたクラブの面々は授賞式当日に受賞できないことを把握して、土壇場で式の参加を取りやめている。 ロドリはスペインのテレビ局『アンテナ3』の番組“エル・オルミゲロ”に出演し、その出来事を次のように述懐した 「ヴィニシウスのことは本一冊分の価値があるね。僕はジェットコースターに乗っていたみたいだったよ」 「最初は彼が受賞するという流れになっていたが、僕はそれがよく分からなかったんだ。今回は最後まで受賞者が分からないはずだったから。だけど、彼が確実に勝つと言われている中でも、僕は授賞式に参加する予定だった。バロンドールの授賞式なんて、常に参加できるものではないからね」 「バロンドールを受賞できると楽観的になってはいなかった。でも授賞式当日に皆からメッセージが届き、パリに到着してから多くの人から自分が受賞するって言われたんだ」 スペイン人のバロンドール受賞は、1950~60年代にバルセロナやインテルなどで活躍したルイス・スアレス氏に次いで、2人目の快挙だった。ロドリは今回の受賞をアンドレス・イニエスタ氏やチャビ・エルナンデス氏など、スペインの黄金時代を築いた選手たちに捧げている。 「スペインはフットボール史の中でも素晴らしい瞬間を刻んできた。それなのにバロンドール受賞者が1人だけだったというのはおかしなことだったよね。僕は今回のトロフィーを、受賞に至らなかった素晴らしい世代の選手たちに捧げたい。この国には自分より優れていながらも、受賞できなかった選手たちがいるんだ」 ロドリはその一方で、FWリオネル・メッシとFWクリスティアーノ・ロナウドの比較についても言及した。 「史上最高の選手はメッシだ。そのことについて疑いはない。クリスティアーノはレオのような生来の才能を持ち合わせていないながらも、多くのことで彼と比較されてきたよね」 「彼らと同じピッチでプレーすれば、その違いに気付くことができる。メッシはピッチのあらゆる場所で決定的だ。ボールが彼に届けば、何かが起こるって分かるんだよ」