ザ・パンチ×マシンガンズ、結成16年以上の漫才トーナメント『THE SECOND』準優勝コンビ対談!
今年も熱戦が繰り広げられた新・漫才賞レース『THE SECOND』。昨年、安定感抜群の関西の劇場漫才師・ギャロップが王者になり、今年も、隙のない漫才を見せた関西出身のガクテンソクが優勝。 【写真】初代と2代目準優勝コンビは1998年結成の同期だった! 一方、準優勝は両大会とも、ショートネタブームでブレイクした後、鳴かず飛ばずでも舞台に立ち続けた東京のキャラ系漫才師だった。 ■もしかして失格? 4分台だった3本目 ザ・パンチ、パンチ浜崎(以下、浜崎) 実は今年の『THE SECOND』の選考会で、ベスト32になったあたりから「マシンガンズさんっぽい」ってずっと言われてて。 ザ・パンチ、ノーパンチ松尾(以下、松尾) 言われてたね。 マシンガンズ・西堀(以下、西堀) 確かにネタ中、こんなに客や演者に話しかける漫才師、俺らのほかにいないよな(笑)。 浜崎 いないですね(笑)。僕ら、テレビ放送されたグランプリファイナル1回戦の出順が8組目だったんですけど、ほかのネタを見て「やった! 前7組はMCの東野(幸治)さんとかに話しかけてない!」って確認して、思いっきり話しかけにいきましたもん。 松尾 マシンガンズさんが僕らの前にいたらできなかったですね。話しかけるのは、僕らが作品を見せてるわけじゃなくて、見に来てくれた人を楽しませたいからなんです。 マシンガンズ・滝沢(以下、滝沢) そう! わかる! 西堀 本当は正面から戦うのが美学としてはカッコいいじゃない。ネタのクオリティとか。でも、われわれの戦い方は常に奇襲だよね。夜、背後から「うわあー!」って(笑)。 滝沢 真正面からだとやられちゃうから(笑)。 松尾 あと、なるべく観客と目を合わせますよね。これね、一生懸命しゃべるおじさんと目が合ったら、笑わないと気まずいんですよ。 滝沢 やるやる。笑わざるをえない空気にするよね。 浜崎 マシンガンズさんが予選でMCのギャロップとかトレンディエンジェルに話しかけてたの、「MCが笑ってるほうがお客さんも笑う」っていうの込みでやってましたよね? 西堀 うん。あと時間も潰せるしね。 松尾 「潰せる」って言っちゃった(笑)。本来は用意してきたものをやる時間なのに。 西堀 でも、6分のうち4分は決めてたよ。残りの2分は余談でって。