松山英樹、10アンダー2位に及第点 同組・松山茉生の飛距離に刺激「意識して振っていた」【男子ゴルフ】
◇15日 男子ゴルフ ダンロップ・フェニックス第2日(宮崎市、フェニックスCC) 蟬川泰果(23)=アース製薬=と松山英樹(32)=レクサス=が、そろって65で回り、通算10アンダーで2位に並んだ。首位は海外招待選手のマックス・マクグリービー(29)=米国=で、通算14アンダー。前週優勝で、松山と同組で回った石川遼(33)=カシオ=は、通算3アンダーの36位だった。 松山も蟬川に負けじと、最終18番パー5でイーグルを奪い、10アンダーに並んだ。同組だった松山茉生の飛距離に刺激され、「意識して振っていた。何回か勝てた」という。そのうちの1回が、18番のドライバーショットだ。ランも稼いだ会心の当たりは、350ヤード超のビッグドライブとなり、16歳の長距離砲を30ヤード置いていった。8番アイアンでの第2打は、ピン手前5メートルに着弾した。 今大会では、ドライバーの飛距離が目を引く。第2ラウンドのドライビングディスタンスは318・95ヤードで、全選手中1位。フェアウエーをとらえたのはわずかに4度だけだったが、1イーグル、5バーディー、1ボギーの内容は、奪首に向けて十分だった。本人も「よかったんじゃないですか」と、及第点を出した。
石川、松山茉生と同組で話題を集めた予選2日間が終わり、3日目は東北福祉大の後輩・蟬川との直接対決になった。4打先を行くマクグリビーとの差も、早く詰めたい。ここから先は、大会10年ぶり、日本ツアー6年ぶりの優勝に向け、1打のプレーが勝敗に直結する。「天気がもってくれて、プレーできることを期待して。今日できなかった部分もたくさんあるので、しっかり反省したい」と、冷静に話した。
中日スポーツ