「自分からしたらすごくいや」ソフトバンク海野隆司が自主トレをともにすることになった先輩から学びたい捕手目線での打撃技術
ソフトバンクの海野隆司捕手(27)が13日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1400万円増の年俸2600万円(金額は推定)でサインした。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 その表情に笑顔は終始なかった。「優勝に貢献できた感覚は無かったので、本当に悔しかった」。38試合の先発出場、51試合の出場はいずれも自己最多となった。それは数多くマスクをかぶってきたからこそ見えた悔しさでもあった。 もちろん得たものもある。「これだけ試合に出られたところで、自分の中である程度これかなっていうのは、完璧じゃないけどつかめた」とグラウンドでしか感じられない感覚は、正捕手争いを繰り広げるためにも大きな糧となった。 守備面では大きな成長のきっかけを得た。さらに打率1割7分3厘で課題と語ってきた打撃でも成長を図る。自主トレは今宮健太とともに行うこととなった。海野は今宮について「もともと(今宮の)バッティングスタイルが好きなので。ホームランを打てるのに狙わないとか、ああいうスタイルが結構好き」と理由を明かした。 今季の今宮は打率2割6分2厘をマーク。2番打者として粘って四球を選んだり、チーム打撃をこなしたりと、クリーンアップにつなぐ役割に徹し、打線に欠かせない仕事を見せてきた。海野は自らに求められる役割にも通じるものがあると「捕手目線」で感じていた。「今宮さんみたいなチームに欠かせない、ああいう役割というのは、キャッチャーしている自分からしたらすごくいや」 プロ6年目は勝負の年になる。「本気でレギュラーを取りに行きたいですし、100試合くらい出たい」。正捕手になるため攻守両面で成長した姿を、この冬見せる。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社