暑がりなので、エアコンの冷房を「24時間つけっぱなし」にしています。こまめに消す場合と比べ、夏場の電気代はどれだけ高いでしょうか?
年々夏の暑さがましており、エアコンを使用する期間も以前に比べて長くなっています。エアコンは暑い夏も涼しく過ごすための必需品ですが、昨今は電気代の値上がりもあり、できるだけ電気代をおさえたいと考えている方も少なくないでしょう。 そこで本記事では、夏場のエアコンは24時間つけっぱなしにするか、こまめにオン・オフしたほうがよいのかを解説します。エアコンの使い方のコツについても解説するため、暑さ対策の参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
電気代が安いのはつけっぱなしorこまめにオン・オフ?
エアコンにより涼しい風をつくるためには、どれほどの電気代がかかっているのでしょうか。 家電は使わないときには電源を切るのが一般的ですが、エアコンの場合も部屋に誰もいない場合は消すほうがお得なのでしょうか。エアコンの種類や年式などで差はありますが、それぞれの電気代の目安について解説します。 ■それぞれ実際にかかる電気代は? 24時間つけっぱなしの場合と30分ずつ電源をオン・オフにする場合では、9時~18時までの日中は、つけっぱなしの方が安くすむといわれています。また、つけっぱなしの電気代が1日153.9円程度であるのに対し、こまめに電源をオン・オフした場合の電気代は、1日118.8円程度とされています。 ■こまめに切ったほうがお得なの? エアコンは24時間つけっぱなしにするよりも、こまめにオン・オフしたほうが電気代が安くなる傾向にあることが分かりました。しかしすべての場合にこの例が当てはまるともいいきれません。 エアコンは常に一定の電力がかかっているわけではありません。自転車の漕ぎ出しのように、電源をオンにした直後、急速に部屋を涼しくするときに、より多くの電力を消費するといわれています。 数分だけ別の部屋に移動したり、外出したりするだけのためにエアコンを消すと、涼しくなった部屋の温度が上がってしまいます。そして都度再びエアコンをオンにしていると、多くの電力を使用することになるでしょう。 メーカーによるとオン・オフすべきなのは、30分以上外出する場合だとされています。それよりも短時間の外出などであれば、つけっぱなしにしておくほうが電気代がお得になる可能性があります。そのため、電気代をおさえたい場合は、外出時間に合わせて、つけっぱなしか電源をオフにするか使い分けるようにしましょう。