憧れのFWを「超えれるように」。前橋育英FW立石陽向が関東ROOKIE LEAGUE U-16」AリーグでMVP、得点王の2冠
[9.7 関東ROOKIE LEAGUE U-16 Aリーグ第9節 前橋育英高 2-0 市立船橋高 時之栖裾野G] 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 前橋育英高(群馬)が「関東ROOKIE LEAGUE U-16」Aリーグで8勝1敗の成績を残し、5年ぶりの優勝。FW立石陽向(1年=RIPACE SC出身)が大会MVPに選出された。 立石は市立船橋高(千葉)との最終節でもPKで得点するなど10得点でAリーグの得点王も獲得。登録164cmと小柄なFWは、「自分の特長は、ちっちゃいながらに得点を積み重ねて、チームが勝つための得点を取れるところがいいところだと思っていて、そこができたかなって思います」と胸を張った。 ボールを持った際のスピード、パワーに加えて動き出しの鋭さ、抜け目の無さは大会関係者も称賛。「1番どこがゴールに近いか、ゴールが入るのはどこかっていうのを常に考えながら」走り、ゴールに結びつけた。 チーム内競争によってベンチスタートの試合もあったが、「(特に)あの試合は良かった」という矢板中央高(栃木)戦は交代出場で先制点を決めるなど1ゴール1アシスト。献身的な守備も含めて与えられた場で勝利に貢献した。 今後、2年間ライバルとなる選手たちと競った「関東ROOKIE LEAGUE U-16」AリーグでMVP。だが、本人は厳しい言葉で自身を戒める。「自信にはなりますけど、過信になっちゃいけないんで。そこはまだまだ満足しないでやっていきたいです」と誓う。 そして、「やっぱ自分の特徴をもっと活かせるようにアジリティなどを強化して、もっと得点を取れるようになりたいです。日々の自主練からもっと練習してやっていきたいです」と力を込めた。 前橋育英が2017年度選手権で初優勝した際のエースストライカーで、同大会得点王のFW飯島陸(現甲府)に憧れて大阪から群馬の名門校へ進学。「超えれるように頑張っていきます」と語る1年生が、目標達成へ向けて貪欲に進化を続ける。
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