表参道「アマムダコタン」で絶対食べたい新作 5選
東京・表参道の「アマムダコタン(amam dacotan)」といえば、2021年10月のオープン以来、連日行列の絶えない大人気ベーカリー。そんな「アマムダコタン」が約120種ある全商品のうち、半分近くをリニューアルした。オーナーシェフ、平子良太さんと、平子さん率いる職人チームの自由で妥協のない進化に‟ずっと人気”の秘密が見えてくる。エディターの極私的おすすめ新作ランキングを発表! Photo SATOSHI FUKUDA
‟これまでに出合ったことのないパンを味わってほしい”
「2018年、福岡に『アマムダコタン』の1号店を出店して、2021年10月に2号店を表参道にオープン。創業から5年以上の月日を経て、職人たちの技術もレベルアップしましたし、時代も変わったな、と感じます」と「アマムダコタン」オーナーシェフの平子さん。 「これまでも粉の選定やブレンド、発酵種といった細かな改良はしてきたのですが、今回はさらにおいしいパンを追求して、味わいから見た目までがらっと変えました。これだけ大きな変更はオープン以来初めてですね」(平子さん)
マヨネーズも直径3cmのプリンも手作り
スイーツ系から総菜系まで約120種ある「アマムダコタン」のパンは、どれもシズル感があって愛らしく、まるでファッションアクセサリーのような引力がある。 しかし、ひと口食べると総菜パンは一皿の料理のように完成しているし、スイーツ系は素材使いが贅沢でしっかり存在感があるのが特長。 ファンの間では有名な話だが「アマムダコタン」では既製品をほとんど使用せず、ソースやトッピングも自家製だ。具体的には、卵サラダに使うマヨネーズも「バナナのフィナンシェ」の生地に練り込むセミドライバナナも、「マリトッツォアラモード」の上に鎮座する直径3cmのプリン(!)だって自分たちで作っている。 「いろんな種類のパンをたくさん楽しんで欲しい」という思いから、食べやすさにもこだわりが。パンのサイズをやや小さくして、具の分量を増やし、食べ応えはありつつも食べ疲れない工夫をしている。