<春再び・センバツ2021東海大相模>選手紹介/1 /神奈川
◇努力家で負けず嫌い 石田隼都投手(2年) 左投げ左打ち 183センチ73キロ 最速142キロの左腕は、仲間からの信頼が厚いチームの「絶対的エース」だ。変化球を織り交ぜて相手に的を絞らせない、テンポの良いマウンドさばきは、チームにリズムを生み出す。昨秋の公式戦では48イニング3分の2を投げ、55奪三振7失点と安定感を見せた。 人一倍練習をする努力家で、負けず嫌い。投球練習は率先して行い、グラウンド10周走では常にトップでゴールする。普段はおっとりしている性格だというが、グラウンドに立つと「自然とスイッチが入り、闘志がみなぎる」という。 「自分に任されたところを守り切れなかった」。昨秋の関東地区大会2回戦、サヨナラ負けをした東海大甲府戦での悔しさは今も忘れられない。スタミナ不足を実感した試合でもあった。冬はランニングに力を入れ、おにぎりを補食にするなどして体重を約3キロ増やした。 1、2年の時も甲子園のマウンドを経験しているが、最上級生のエースとして迎える今回はその自覚がより強い。「チームの勝ちにつながるピッチングを一試合一試合したい」【宮島麻実】 ◇ 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する東海大相模は、2011年以来のセンバツ制覇を目指す。大会に臨むチームで活躍が期待される注目選手を紹介する。=随時掲載