荘智淵「ただ挑戦するだけでした」高承睿は母の前で勝利 台湾、ドイツ下し2014年以来のメダル獲得<世界卓球2024>
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)> 23日、世界卓球選手権釜山大会の男子団体決勝トーナメント準々決勝が行われ、ドイツ代表とチャイニーズタイペイ代表が対戦した。 トップでは荘智淵(チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ)と邱党(チウダン・ドイツ)が対戦し、フルゲームに突入。最後は邱党が堅実なプレーで差を詰めるも荘智淵が逃げ切った。 続く2番では、林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)とドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)が対戦。 全てのゲームにおいて相手が8点や9点まで追い詰めるほどの接戦となったが、互いに高いラリー力をぶつけ最後は林昀儒が制した。 3番で高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)がパトリック・フランチスカ(ドイツ)を3-1で破り、チャイニーズタイペイ代表は2014年の東京大会以来の準決勝進出を決めた。 勝利したチャイニーズタイペイ代表は、翌24日の準決勝でフランス代表と対戦する。 試合後、荘智淵(チュアンチーユエン)、林昀儒(リンユンジュ)、高承睿(ガオチェンルイ)に話を聞いた。
チャイニーズタイペイ代表 試合後のコメント
<最後のゲームで邱党(チウダン)が10-6から10-9まで追いついてきたが、その時の心境は?> 荘智淵:落ち着いていましたし、今まで通りに戦っていたつもりでしたが、あの場面はやはり緊張しましたね。 緊張は、みんな感じるものだと思います。 ただ、それをどうコントロールできるかですね。私はまあまあメンタルコントロールができる方だと思います。 以前は、邱党(チウダン)と戦って負けましたが、以前の負けは特に意識せずに試合前は準備していました。 <試合前は勝てるという考えがありましたか?> 荘智淵:いいえ、なかったですね。 彼は現在の世界ランキングもそうですし、最近の成績も良いので、ただ彼に挑戦するだけでした。 <第2試合のゲームカウント0-2から3-2で勝利しましたが、第3ゲーム開始時にどのような戦術の変更がありましたか?> 林昀儒:第1、第2ゲームも点数が非常に接戦で、リードしている時もありました。 最初は緊張でそこまでパフォーマンスは良くなかったのですがが、3ゲーム目からは自分のリズムを掴んで試合ができたのが良かったと思います。 <試合後には涙もありましたが、どのように感じていましたか?> 高承睿:やはりかなり緊張していました。こんなに大きな大会で、そして多くの観客の前では、緊張してしまいます。 実は今日、私の母がサプライズで知らない間に来てくれていました。試合前に母が来ていることを知りました。その前で勝利できて本当に良かったです。
世界卓球2024 男子団体決勝トーナメント
<準々決勝 ドイツ 0-3 チャイニーズタイペイ〇> 邱党 2-3 荘智淵〇 8-11/11-6/1-11/11-8/9-11 ドミトリ・オフチャロフ 2-3 林昀儒〇 11-9/11-8/9-11/9-11/9-11 パトリック・フランチスカ 1-3 高承睿〇 11-9/14-16/9-11/9-11 邱党 - 林昀儒 ドミトリ・オフチャロフ - 荘智淵
楊奇真