犬が寝ない原因は? 犬をぐっすり眠らせるためにできること
犬は人よりも多く眠る動物といわれますが、なかには夜になると走り出したり遊びはじめたりして、なかなか寝付かないコもいるようです。 【写真】あご乗せしてとろんとした表情でリラックス中のアメリカン・コッカー・スパニエル では、夜に寝てくれない犬に対してぐっすりと眠らせる方法はあるのでしょうか? 「犬が寝ない原因と犬をぐっすり眠らせるためにできること」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬が夜になっても寝てくれないときの対処法
犬が夜になっても寝ないという場合、犬を寝かせるために ・部屋を暗くする ・部屋を静かにする ・犬をクレートやケージに入れる ・音に敏感なコはクレートやケージを厚手のタオルなどで覆って防音をする などの環境づくりをするとよいでしょう。
夜になると遊んだり走り出す犬もいる
なかには、夜寝る時間になって遊びはじめたり室内を走り回るなど、全然眠る気配がない様子がみられるコもいるようです。 このようなケースでは、犬がぐっすり眠れるように ・日中に犬をよく遊ばせる ・長めの散歩に行く ・クレートに入ることを促す ・犬が室内を走り回っても飼い主は何もリアクションをせずに就寝の準備をする といった対応をするとよいでしょう。
いつも夜ぐっすり眠る犬が寝付かない場合に考えられる原因
普段は夜になるとぐっすり眠る犬が寝付かない場合、 ・運動不足である ・睡眠環境に不安がある ・飼い主さんに構ってほしい気持ちがある ・悪心(気持ちが悪い) ・膀胱炎や大腸炎などを起こしている などの原因があって、いつものように寝付くことができずに落ち着かない様子をみせることがあります。
ライフステージ別、犬を快眠に導く方法
寝付きにくい犬に対してはライフステージに合わせた対策を行い、夜になると愛犬が眠くなるように導いてあげましょう。
子犬の場合
子犬は睡眠時間が多いため、特に工夫などをしなくても夜になると寝てくれることが多いです。
成犬の場合
成犬は昼間にたくさん遊んだり、散歩の時間を長くするとよいでしょう。
シニア犬の場合
シニア犬(老犬)のなかには昼夜逆転をしてしまうコもいます。このため、昼間に日光浴をさせたり、ときどき起こして歩かせたり、マッサージなどをしてあげるとよいでしょう。 日頃から愛犬がぐっすり眠れているかどうかを観察するようにしたいですね。参考にしてください。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室