アルカラス「彼はいま世界最高の選手」準決勝で顔合わせる“ライバル”シナーに言及<男子テニス>
BNPパリバ・オープン
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)と第3シードのJ・シナー(イタリア)が準決勝で対戦することが決定した。アルカラスはシナーについて「彼は今、間違いなく世界最高のテニスプレーヤーだ」と断言した。 【アルカラス、シナーらBNPパリバOP組合せ】 昨年大会王者である世界ランク2位で20歳のアルカラスは初戦となる2回戦で世界ランク40位のM・アルナルディ(イタリア)、3回戦で第31シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、4回戦で世界ランク58位のF・マロジャン(ハンガリー)下し8強入り。14日に行われた準々決勝で第6シードのA・ズベレフ(ドイツ)に6-3, 6-1のストレート勝ちを収め4強に駒を進めた。 一方、22歳で世界ランク3位のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会初タイトルを獲得。勢いそのままに先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)でも優勝し今大会を迎えた。 BNPパリバ・オープンでは昨年記録したベスト4が最高成績。今大会は世界ランク99位のT・コキナキス(オーストラリア)、第25シードのJ・シュトルフ(ドイツ)、第16シードのB・シェルトン(アメリカ)に勝利しベスト8へ。準々決勝では第32シードのJ・レヘチカ(チェコ)を6-3, 6-3のストレートで退け、今季無敗で4強入りを決めた。 準決勝で勝利した方が18日付の世界ランクで2位となる。 注目の大一番を前にアルカラスはシナーについて見解を語った。 「正直、どのように試合に臨めばいいのかわからない。彼(シナー)は今、間違いなく世界最高のテニスプレーヤーだ。彼のプレーを見るのは本当に楽しいよ。だから、本当に難しい試合になるだろうね。彼との対戦は、僕にとって大きなチャレンジになるだろう」 対するシナーもアルカラスについてコメントしている。 「カルロスとプレーするのは、いつも楽しいよ。僕らはコートの外でいい友達なんだ。コート上では、僕らは100パーセントの力を出そうとしている。いつもはいい試合をしているんだけどね......特に彼のサーブがすごくいいときは対戦するのが難しいんだ。どんな挑戦も楽しみだよ」 この試合に勝利した選手は現地17日の決勝で第4シードのD・メドベージェフと第17シードのT・ポール(アメリカ)のどちらかと対戦する。