ドレスは最低3,000万円以上!? ダイアナ元妃の遺品が「過去最大規模」オークションへ
ダイアナ元妃が所有していた数々のドレスやスーツ、ハンドバッグその他の品々が2024年6月、オークションにかけられることが明らかになりました。27年前の元妃の事故死以来、最大の規模で行われる競売となります。 【写真】亡きダイアナ妃の人生を物語る、63枚のレア写真 カリフォルニア州の競売会社、ジュリアンズ・オークションズの共同創業者のひとり、マーティン・ノーラン氏は声明で、「ダイアナ妃のアイコニックなファッション・スタイルと、“ピープルズ・プリンセス”であり続けることをたたえる歴史的なオークションを開催するのは、光栄なことです」と述べています。
『Princess Diana's Elegance & A Royal Collection(プリンセス・ダイアナのエレガンス&ロイヤル・コレクション)』と題して開催されるオークションに出品されるのは、多くの人の記憶に残る品々。 その1着は、1986年に2回、着用した姿が披露されたマレー・アルベイドのミッドナイトブルーのドレスです。ミュージカル『オペラ座の怪人』のプレミア公演と、ギリシャ王国最後の国王、コンスタンティノス2世のためにロンドンのホテル、クラリッジズで開かれ晩さん会に出席したときに着用されました。 そのほか、1987年に2回、ロンドンとドイツで着用されたヴィクター・エデルスタインのシルクとレースのイブニングドレスも、出品される予定です。これら2着のドレスの落札予想価格は、いずれも2000~4000ドル(約3100万~6200万円)とされています。
ダイアナ元妃は、ヴィクター・エデルスタインのデザインがお気に入りだったことが知られています。1985年にアメリカを訪問した際、ホワイトハウスで俳優のジョン・トラボルタさんとダンスを披露したときに身に着けていたのも、エデルスタインのドレスでした。 そのほかオークションには、キャサリン・ウォーカーのドレスも複数、出品される予定です。ピンクのフローラルのドレスと、イエローとネイビーのスカートスーツはそれぞれ、落札予想価格が10万~20万ドル(約1550万~3100万円)、3万~5万ドル(約460万~770万円)とされています。スーツは、1989年の香港訪問の際に着用されたものです。
6月27日午前10時(グリニッジ標準時)から行われる競売は、ジュリアンズ・オークションズのウェブサイトからも参加が可能。収益の一部は、筋ジストロフィーの患者を支援するイギリスの団体に寄付されます。 また、競売にかけられる品々は、オークションが行われる前に、香港とアイルランドで一般公開されます。香港ではK11 MUSEAで4月18~29日(現地時間)まで、アイルランドではニューブリッジにある「ミュージアム・オブ・スタイル・アイコンズ」で6月11~27日まで、展示されることになっています。
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