自転車でも“赤切符” 法改正で厳罰化後 広島の街で取り締まりに密着!「酒気帯び運転」は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 ひと月で37人検挙も
基準値オーバーで検挙も
警察官が呼び止めた一人の40代の女性。口からは酒の臭いが…。 今度は簡易検査でアルコールが検知され、詳しく調べることに。 より精密な呼気検査で基準値以上のアルコールが検出され、“赤切符”が切られた。 広島中央警察署 佐々木忍警部補: 中ジョッキビールを2杯飲んだそう。そんぐらい出るかなっていうところですね。女性は、自宅までの距離が近かったんで、大丈夫だろうと思ったそうです。 この日は平和公園付近でも取り締まりが行われ、およそ3時間で合わせて3人を検挙した。 検挙された人たちは「大きな通りを通らなければ警察にばれることはないだろうと思っていた」「車のように捕まるとは思っていなかった」などと話していたということだ。 一方、自転車と車がぶつかり、その事故が原因で自転車の飲酒運転が発覚するケースもあった。 広島中央警察署の猪田将太巡査部長は、「自転車だったら大丈夫という気持ちを持った状態で運転する方がまだ中には多いのかなという印象を受けています。自転車といえども、お酒を飲んで運転したり、危険な運転をするとやはり重大な事故につながる乗り物でもありますので、悪質なものについては厳しく検挙していく必要があると思います」と取り締まりの重要性を強調した。 死亡事故にもつながる恐れのある自転車の飲酒運転。自転車も“飲んだら乗るな”を徹底する必要がある。
“飲んだら乗るな!” 各世代で念頭に
今回密着した平和大通りの取り締まりだけでも、お酒を飲んだということで詳しい検査をした人は4人いた。 酒を飲んで自転車に乗ってしまった人たちは、「厳罰化したことは知っているが、車ほど取り締まりが厳しくないだろう」と思っている印象がある。 一晩で4人。それでは、1カ月となるとどのくらいの数字になるのだろうか。 警察によると、11月の検挙数は“37人”。年代別の内訳は、50代が13人と最も多く、その次が20代の9人となっている。 また、検挙のきっかけは検問のほかにも、「無灯火で乗っていた」「信号無視をした」「交通違反を見つけた警察官の職務質問」などで発覚することが多いようだ。 12月11日には、東京で、自転車で酒気帯びをした男性が逮捕されたというニュースがあったが、広島でも悪質なケースは逮捕に踏み切ることはありそうだ。改めて自転車であっても、「酒を飲んだら乗ってはいけない」ということを徹底しなければならない。 (テレビ新広島)
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