高石あかり、坂東龍汰…「2025年にブレイクする俳優5人」を映画ライターが独自の観点で選出
映画ライターのSYOが、今年ブレイクした・来年ブレイクする俳優を独自の観点から選ぶ年末企画。本企画における「ブレイク」には、「知名度が上がった」だけでなく、「すでに知名度はあるが、新境地を拓いた」という意味も含まれている。 【写真】2024年にブレイクした俳優5人は?映画ライターが選出 後編となる本記事では、2025年公開作で一気に知名度が上がりそうな、あるいは新境地を拓きそうな俳優5人を選出した。
1. 高石あかり
映画初主演にして続編展開もみせる『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで名の知られた存在になった高石あかり(※「高」は正式には「はしごだか」)。2024年には声優を務めたアニメ映画『きみの色』やNetflix映画『パレード』を含む8本もの映画が公開・配信され、勢いそのままに2025年後期放送予定のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」主演の座を射止めた。『ベビわる』シリーズで切れ味鋭いアクションとゆるい笑いをダブルで成立させる芸達者ぶりを見せつけた彼女に「朝ドラヒロイン」の肩書が新たに加わることとなり、次世代のトップ女優の道を着実に突き進んでいる。 2025年は「ばけばけ」に加え、『東京リベンジャーズ』シリーズの英勉が監督を務め、若手注目株が勢ぞろいした映画『遺書、公開。』(1月31日公開)、松坂桃李が映画『新聞記者』や「VIVANT」のスタッフと再び組んだドラマ「御上先生」(1月19日からTBSにて放送)の参加がアナウンス済み。加速度的な成長を遂げていくことだろう。
2. 宮世琉弥
若手筆頭格として、めきめきと頭角を現している宮世琉弥。2024年には『恋わずらいのエリー』ほか映画3本、Netflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」、ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」「スノードロップの初恋」に出演。シンガーソングライター「Ryubi Miyase」としてメジャーデビューも果たした。中村倫也と共演した「ひとくちルマンド」のCM等で目にした視聴者も多いだろう。 2025年には山崎賢人(※「崎」は正しくは「立さき」)と浜辺美波が共演する映画『アンダーニンジャ』(1月24日公開)、『遺書、公開。』(1月31日公開)、ドラマ「問題物件」(フジテレビにて1月15日から放送予定)、映画単独初主演となる『顔だけじゃ好きになりません』(3月7日公開)と、3カ月で4作品が世に出るひしめきぶり。なお『顔だけじゃ好きになりません』では、「学校一顔が良い青髪男子」を演じるとのこと。いわゆる“キラキラ映画”で活躍したのち、重厚な作品に移行していくプロセスは若手男優の登竜門でもあり、そうした将来像も期待させる。