ハンセン病の隔離政策を物語る『隔離の壁』や『監禁室』など10施設が「歴史的建造物」に認定 熊本・菊池恵楓園
熊本放送
熊本県合志市の「菊池恵楓園」が、ハンセン病の隔離政策を伝える国の「歴史的建造物」に認定されました。 【写真を見る】ハンセン病の隔離政策を物語る『隔離の壁』や『監禁室』など10施設が「歴史的建造物」に認定 熊本・菊池恵楓園 厚生労働省が「歴史的建造物」の保存対象としたのは、かつて入所者が無断で外出しないように設置されていた『隔離の壁』や、無断で外出した入所者などを拘禁していた『監禁室』、現在は歴史資料館として活用されている『旧事務本館』など10の施設です。 「歴史的建造物」への認定は、ハンセン病の歴史を後世に伝える建造物や史跡、資料を保存するためのもので、全国に13ある国立療養所のうち、東京と岡山の施設の一部も保存対象になっています。 【保存対象施設】 (2022年12月) 東京都 多磨全生園 岡山県 長島愛生園 (2024年3月) 岡山県 邑久光明園 認定後は、対象となった施設を補修・修繕し、一般の施設見学や啓発活動などに繋げたいとしています。
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