今季こそハリー・ケインはタイトルに届く? 絶対王者バイエルンへ移籍するも未だ無冠は続く「一番の目標はタイトル獲得」
昨季はレヴァークーゼンが強すぎた
昨夏バイエルンへ移籍したFWハリー・ケインにとって、昨季の1年はかなり苦いものとなったことだろう。個人としてはトッテナム時代と変わらずゴールを量産したが、念願のチームタイトルには届かなかった。 ケインはワールドクラスのストライカーではあるが、トッテナムでもイングランド代表でもタイトルと縁がない。しかしドイツの絶対王者であったバイエルンへ移籍したことで、ケインの無冠時代も終わると考えられていた。それが昨季のブンデスリーガではレヴァークーゼンが想像以上の強さでブンデスリーガ&DFBポカールを制覇。これはケインにとっても想定外だっただろう。 バイエルンは今季よりヴァンサン・コンパニを指揮官に迎えるが、この変更が上手くいくかは未知数だ。コンパニはまだ指揮官としての経験が浅く、ビッグクラブをタイトルへ導いた経験はない。 ただ、ケインの思いは変わらない。今季こそはタイトルを獲りたいと新シーズンへ意気込みを語る。 「ゴールを決め続けてチームに貢献したい。一番の目標はタイトルを獲得すること。バイエルンを再び頂点へ導かなくてはならない。それが僕の目標であり、クラブの目標だ。簡単ではないだろうけど、僕たちには素晴らしい監督がいるし、トレーニングには新鮮なエネルギーと高い強度がある。試合でもそれを見せられるだろう。どうなるかとても楽しみだよ」(独『Sport Bild』より)。 今季もレヴァークーゼンが最大のライバルとなりそうだが、ライプツィヒやドルトムントといったクラブも忘れてはならない。ブンデスリーガはまた荒れそうだが、ケインはチームタイトルに届くだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部