バカなことをした…〈退職金3,000万円〉〈年金25万円〉元エリート商社マンの70歳男性。羽振りのよい現役時代から一転「家電は主電源からオフ」「風呂の水は洗濯に再利用」の節約生活を送るワケ
サラリーマンであれば誰もが憧れる、高給取りのエリートサラリーマン。給与が高ければ老後に受け取る年金も高額で、すでに人生、勝利が確定したようなもの……というわけではないようで、少数派ながら日々ひーこら言っている人たちもいるようです。 ▼【早見表】サラリーマンの退職金額(勤続年数別・企業規模別)…大企業で20年だと800万円、30年で1,600万円
元サラリーマンの年金受給額…上位10%で月22万円以上
昨今、「NISAだ!」「iDeCoだ!」と、やらなければ老後は生きてはいけないという勢いですが、老後の生活のベースになるのは、やはり公的年金。 厚生労働省『令和5年国民生活基礎調査』によると、高齢者世帯のうち「所得の100%が公的年金」という世帯が41.7%、「所得の80~100%」が17.9%、「60~80%」が13.9%。総所得の6割以上が公的年金という高齢者が7割を超えます。 だからこそ「いくら年金を受け取れるのか」は、多くの人が関心を寄せるところです。 厚生労働省『令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、老齢基礎年金受給者の平均受給額は5万6,316円。さらに老齢厚生年金受給者、つまり元サラリーマンや元公務員の平均受給額は、併給の基礎年金合わせて14万3,973円。65歳以上男性に限ると16万7,388円、10万9,165円です。 元サラリーマンの年金受給額の分布を見ていくと、月20万円を超えると上位25%、月22万円以上が上位10%に入ります。年金の繰下げ受給によって、年金受取額は最大84%増やすことができますが、元々のお年金受給額のベースが高いという人は、現役時代は高給取りのエリートサラリーマンだったということを示唆してます。 【厚生年金受給者の月年金受給額の分布】 ~10万円未満…8.4% 10万~12万円未満…4.6% 12万~14万円未満…11.4% 14万~16万円未満…15.6% 16万~18万円未満…19.0% 18万~20万円未満…18.2% 20万~22万円未満…12.8% 22万~24万円未満…6.2% 24万円以上…3.9% 今年70歳になったという伊藤茂さん(仮名)。基礎年金含め、老齢厚生年金を65歳から受け取り開始したといいますが、その金額はというと…… ――1回に50万円ほどだから、1ヵ月にすると25万円くらいかな 完全なる勝ち組です。
【関連記事】
- ▼「退職金2,800万円」「貯金4,000万円」60歳定年退職のサラリーマン夫、花束を抱えて家路…自宅で待っていた妻の「衝撃のひと言」に戦慄
- ▼年金月25万円、退職金2,000万円で静かな老後を送るはずが、夜逃げの大惨事に…原因は、2階の部屋でチラつく「無職ででっかい双子の影」【FPの助言】
- ▼〈退職金計3,200万円〉の60代夫婦、定年祝いに〈豪華クルーズ旅行〉を楽しんでいたが…悠々自適な老後が「70代夫婦との出会い」で一変、「老後破産」に怯えるようになったワケ
- ▼「お疲れ様でした。実は大切な話があるの」退職金2,000万円・年金月17万円のサラリーマン〈定年退職した日〉に聞いた「妻の衝撃告白」
- ▼「ジジイ、はよせえ!」怒声を浴びながら時給1,200円でアルバイト…現役時代は年収1,200万円の67歳元勝ち組が“年金月20万円”で全然足りない、切実な理由【FPの助言】