トランプ陣営、前四半期分の寄付3億3100万ドルのうち暗号資産が300万ドル:WSJ
アメリカのドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の選挙陣営は前四半期に暗号資産(仮想通貨)で300万ドル(約4億8000万円、1ドル160円換算)の寄付を集め、その多くはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)だった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。 新たに公開された選挙資金データによると、共和党候補のトランプ氏が最近暗号資産を取り入れたことで、ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟(運営する暗号資産取引所ジェミナイが寄付の処理に貢献)や暗号資産取引所クラーケン(Kraken)の共同創設者ジェシー・パウエル(Jesse Powell)氏など、業界の主要プレーヤーから多額の寄付が集まった。 WSJによると、5月から6月末までに約100人がトランプ陣営に暗号資産を寄付しており、ニッチなアピールが目立つ。クレジットカードなどのより伝統的な方法でトランプ陣営に寄付した人の方がはるかに多かった。トランプ陣営は第2四半期に3億3100万ドル(約529億6000万円)を集めた。 規模としては比較的小さいものの、暗号資産での寄付はトランプ氏の暗号資産に対する信頼を高める上で不釣り合いに大きいメディアの影響力を持った。トランプ氏は、自らを業界に対して友好的であり、アメリカの規制をより好意的なものにしたいと熱望していると位置づけており、それによって同氏の選挙運動に声の大きい一部の支持者が集まるようになっている。 |翻訳・編集:林理南|画像:Shutterstock|原文:Trump Campaign's Crypto Donations Amounted to $3M of $331M Raised Last Quarter: WSJ
CoinDesk Japan 編集部