【佐世保競輪・GⅢ開設記念】渡邉雅也「すげぇーなとしか」重体から復帰の姉について語る
<18日・佐世保競輪・前検日> 渡邉雅也(23)=静岡・117期=が姉の栞奈(28)=122期=について語った。栞奈は練習中の事故で意識不明の重体に陥るほどの大けがを負ったが、12月の静岡で復帰。雅也もちょうど同じ配分で、間近で復帰する姿を見届けた。 【競輪】KEIRINグランプリ2024の想定番組と並び/12月30日 静岡競輪 「すげぇーなとしか言えないですね。よく復帰したと思います。練習を見るのは父(晴智・73期)が中心でしたが、自分もたまに見ていました」。弟として、リハビリから始めて復帰まで頑張った姉をサポートしてきた。「本人は事故当時の記憶がないみたい。それほどの大事故だったし辞めるのかなと思っていたが…。回復も予定より早かった。学生時代はバスケをやっていたけど、全く練習していなかった。でも今、自転車の練習はすごく頑張っている。自転車が好きなんでしょうね」。笑顔を見せながら、家族だけが知るエピソードも明かしてくれた。 「自分が栞奈の立場でも復帰します。競輪で頑張っている父を見て育っているし、自分には競輪しかないし、他を知らない。これほどいい仕事もないと思います」。表情がキリッと父譲りの鋭い目つきとなった。走れる喜びをかみしめながら今節を戦い抜く。