広がる支援の輪 家具店が「手作り募金箱」配布 これまでに40カ所設置「少しでも力に」【能登半島地震】
長野県内からの支援です。飯綱町の家具店は募金箱を制作し賛同する飲食店などに無料で配布しています。すでに40店舗以上に配っていて、支援の輪が広がっています。
飯綱町の家具店「ウッドファクター」。店主の大川直男さんが作っているのは「能登半島地震」と書かれた募金箱です。 ウッドファクター・大川直男さん: 「今すぐできること(支援)が何もなかったので、家具屋ができることは、募金箱を作って、置いてくれる店や会社に寄付して、そこで募金を集めてもらって」 1月15日から木製の募金箱を作りはじめ、自らの店に設置した他、賛同する飲食店や会社に無料で配布しています。
大川さんはこれまで東日本大震災や熊本地震でも募金箱を作り、役場に寄付したり自身が参加するイベントで設置したりしてきました。 今回は支援の輪を広げようとSNSなどで募金箱の無料配布を呼びかけました。すでに40以上の会社が大川さんの募金箱で支援活動を行っています。
取材したこの日も飯綱町で飲食店を営む夫婦が受け取りました。 味処ふじよし・西沢弘樹さん: 「ぜひ飯綱町からもお力になれればと思いまして」 ウッドファクター・大川直男さん: 「また集めて、持ってきてもらうところまでお願いしたい」 一定期間たった後にそれぞれの店の募金箱を回収し、集まった寄付は大川さんが責任をもって被災地に送ることにしています。 味処ふじよし・西沢弘樹さん: 「店舗のレジ横に置かせてもらおうと思っています。僕らは応援することしかできないが、今こそ日本が一つになって、いろんな地域から少しずつ力になれる活動ができたら」
利休抹茶本舗・高山起八さん: 「お世話様です」 長野市内でキッチンカーを運営する男性もー。 ウッドファクター・大川直男さん: 「お願いします。どこ置くの?」 利休抹茶本舗・高山起八さん: 「うちのキッチンカー『利休抹茶本舗』に置かせてもらえれば、いろんな人に知ってもらえると思う」 この日は長野市の「アグリながぬま」で営業。