車のエンジンの調子が悪いので修理を依頼しました。見積もりでは「3万円」だったものが修理後に「13万円」請求されたのですが、支払わなければならないでしょうか?
車のエンジンの調子が悪くなり、業者へ修理を依頼した人がいるかもしれません。その中で見積書に3万円の記載があったにもかかわらず、13万円請求されたことに納得できない人もいるでしょう。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説 今回は見積もり以上の修理額が請求された場合にも、支払いが必要かについてまとめました。
見積もり以上の修理額が請求された場合も支払いは必要になる?
結論からいうと、見積もり以上の修理額が請求された場合も、提示された金額の支払いは必要になると考えられます。これはあくまでも見積もりでしかないため、実際に作業してからさまざまな部分の修理が必要だったり、パーツが必要になったりなどの可能性が考えられるためです。 契約上の問題でいうと「修理してほしい」と客側から依頼した時点で請負契約が成立するようです。そのため、業者側が勝手に進めてしまったとは判断しにくいでしょう。このことから、支払いを拒否するのは難しいと考えられます。
見積もり以上の修理額が請求される理由は?
見積もり以上の修理額が請求される理由として考えられるのは、以下の3つです。 ●パーツの交換が必要になったため ●保険適用外の修理となるため 上記の例でいうと、パーツ交換が必要な場合は、部品の交換代だけでなく購入費用が上乗せされると考えられます。そうなれば費用も高くなりますし、修理額に加算される可能性もゼロではないでしょう。 考えられる理由にはさまざまなものがありますが、上記のような理由が関係していることを理解しておきましょう。
見積もり以上の修理額を請求されないようにするためのポイント
見積もり以上の修理額を請求されないようにするためには、以下3つのポイントをおさえておきましょう。 ●修理相場を確認する ●2種類の見積もりを作成してもらう ●修理業者選びにこだわる それぞれの内容について、詳しく解説します。 ■修理相場を確認する 業者に車の修理を依頼する際は、修理相場を確認しておきましょう。相場を把握しておかないと、費用が適切かどうかを判断できません。 業者によっては見積もり時点の金額を安く提示し、作業後に追加で費用を請求するケースもあるようです。適切な費用の追加であれば問題ないかもしれませんが、正しいかどうかを判断するためにも、相場の把握は重要といえるでしょう。 ■2種類の見積もりを作成してもらう おもにディーラーへ修理を依頼する場合になりますが、2種類の見積もりを作成してもらうのも1つの対策方法です。具体的には、パーツ交換がともなう場合とそうでない場合の2種類を作成してもらうとよいでしょう。 ディーラーに依頼する場合、費用を追加で上乗せされるケースは少ないと考えられます。しかし、民間の修理業者に比べると、費用が高くつきやすいとも考えられるでしょう。比較・検討するために、複数の見積もりを作成してもらうことで、費用面のトラブル防止につながる可能性があります。 ■修理業者選びにこだわる 業者選びにこだわることで、費用面のトラブル回避につながるかもしれません。実際に利用した人の口コミや評判を参考にすれば、よりよい修理業者を見つけるのにも役立つでしょう。 なお、業者ごとにサービス範囲や料金などが異なる点はあらかじめ理解しておく必要があります。自分の求めるサービスを提供している業者をピックアップし、依頼先を決めましょう。 また、複数業者への見積もり依頼も効果的な方法です。どのような修理を実施するのか、同じサービスで安い業者はないかなどを比較したいのであれば、ぜひ試してみてください。
見積もりより修理額が高くなった場合も支払いが必要になると考えられる
修理業者に依頼する際、見積もり以上の修理額が請求されてしまうケースは珍しくないようです。この場合も、基本的には提示された金額を支払わなければならない可能性があるとされています。 費用面のトラブルを避けるには、あらかじめ複数の見積もりを取ったり、相場を事前に調べておいたりしましょう。 また、費用の上乗せが発生した原因に納得ができるかも重要なポイントでしょう。もし見積もり以上の修理額が請求されたら、何が関係して高額な請求になっているのかを確認してみてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部