日立ボーイズ、創設11年目で初の全国大会出場決めた 4度目の決勝で…春季全国大会予選
◆第55回日本少年野球春季全国大会・茨城県支部予選 ▽決勝 日立ボーイズ5―3江戸崎ボーイズ(11月16日・晴天スタジアム美浦) 来年開催の第55回春季全国大会(3月26~31日・大田スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。茨城県支部では日立ボーイズが4年連続出場中の江戸崎ボーイズを下し優勝。創部11年目で悲願の初出場となった。 ※ ※ ※ 「長かった」。優勝を決め、笑顔でハイタッチをしまくる選手たちの姿を眺めながら、チーム設立から関わってきた日立・宮田栄之介監督(65)は感慨深げ。2014年に創部して11年目。これまで全国大会支部予選決勝に3度進出も全敗。4度目の挑戦でようやく壁を打ち破った。 決勝は1点を追う3回1死一、二塁で「3番・投手」の間宮が左中間へ同点タイムリー二塁打。秋本主将が四球で歩き満塁として、5番・小室が代わったばかりの江戸崎のエース・坂元から左前へ勝ち越し打。「坂元くんから打つんだという気持ちをずっと持ち続けていた。バットの先っぽだけど、気持ちで持っていきました」と満面の笑み。細川も2点打で続いた。 先発右腕の間宮は走者を出しながらも「カーブが良かったので何とか粘れた」と5回1/3を3失点。2番手左腕・郡司は「8月からヒジを下げてサイドハンド気味で投げるようになってスピードが増した」と直球を武器に完全救援した。 初の全国切符にも指揮官に気負いはない。「ウチは選手が高校に行っても野球ができるようにすることが目標。今後も選手をいろいろ使っていきます」と全員野球を強調する。秋本主将は「負けたチームの気持ちも背負ってがんばりたい」と大暴れを誓った。 【表彰選手】 最優秀選手賞 間宮幹太(日立) 優秀選手賞 浜野凌匠(江戸崎) 【日立ボーイズ・登録メンバー】※は主将 ▽2年生 ※秋本一翔、間宮幹太、虻川恵太、三村海晴、安西悠翔、薄井大我、細川奏陽、橋本彗夢、佐藤黎斗、郡司賢人、澤畠悠、富永健琉、小室日向、茅根太稀、綿引孝汰郎、宮本瑞貴、山崎隆良、熊倉匠謙、関拓海
報知新聞社