張本/早田ペア下した北朝鮮ペアが銀メダル以上確定 世界ランク4位の香港ペアを撃破<パリ五輪卓球競技>
<パリ五輪卓球競技 日程:2024年7月27日~8月10日 場所:サウスパリアリーナ4> 【写真】北朝鮮ペアに敗れた世界ランク4位の香港ペア 29日、パリ五輪卓球競技は大会3日目を迎え、混合ダブルス準決勝で李正植(リジョンシク)/金琴英(キムクンヨン・北朝鮮)ペアと黄鎮廷(ウォンチュンティン)/杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)が対戦した。 李正植/金琴英ペアは、1回戦で張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)ペアを撃破して大きな話題となった北朝鮮のペア。準々決勝でも、世界ランク9位のスウェーデンペアに快勝を収めていた。 試合は、粒高ラバーを使用する金琴英の変化攻撃で北朝鮮ペアが流れを掴み、第1ゲームを先取。しかし、続く第2ゲームを12-10で香港ペアが制すると、第3ゲームも金琴英の粒高ラバーに上手く対応した香港ペアが主導権を握り、11-3で奪取する。 苦しい流れとなった北朝鮮ペアだが、第4ゲームからは再び金琴英の変化攻撃が効き始め、徐々に香港ペアを引き離していく。第4、第5ゲームをともに11-9で制し、ゲームカウント3-2で北朝鮮ペアが勝利に王手をかけた。 続く第6ゲームは黄鎮廷の強烈なフォアドライブでポイントを重ねた香港ペアが制するも、最終第7ゲームは序盤から香港ペアにミスが続き、北朝鮮ペアが7-0と大幅にリード。挽回したい香港ペアだったが立て直すことはできず、最後は杜凱琹のバックドライブがネットにかかり、試合終了。 フルゲームの激戦を制した李正植/金琴英ペアが混合ダブルス決勝進出を決め、銀メダル以上を確定させた。なお、北朝鮮代表にとっては、2016年のリオデジャネイロ大会以来となる卓球競技でのメダル獲得となった。
パリ五輪混合ダブルス準決勝
黄鎮廷(ウォンチュンティン)/杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)2-4 李正植(リジョンシク)/金琴英(キムクンヨン・北朝鮮)〇 3-11/12-10/11-3/9-11/9-11/11-9/6-11
ラリーズ編集部