「ねこクラゲ」被告、脱税認める 原稿優先で申告せず、福岡地裁
漫画家業を営み、確定申告せず所得税約4700万円を脱税したとして、所得税法違反罪に問われた「ねこクラゲ」のペンネームで活動する池田恵理香被告(36)は31日、福岡地裁の初公判で起訴内容を認めた上で「後でまとめて払うつもりだった」と述べた。人気小説「薬屋のひとりごと」の漫画版で作画を担当している。 検察側は冒頭陳述で、2010年に漫画家として活動を始め、知人から申告が必要だと教わっていたが、税理士に相談後も書類の整理をおっくうに感じ、原稿の期限を優先したと指摘。脱税した金は生活費などに充てたが、既に延滞税などを含め、全額を納付したと明らかにした。