「20歳ほど年下の部下」との接し方。正解はないと思うけど、私が「これがひとつのベターな解」と思った方法は
こんにちは、現在、パーソルグループに所属し、複数社のPRを統括している「さや姉」と申します。 私には、お仕事で秘蔵っ子のように大事に育ててきた20代、ちょうどイマドキZ世代、不思議ちゃんとも言われているMちゃんがいました。なぜ過去形なのかは、後ほどお伝えいたしますね。 2回目の今回は、Mちゃんのような「年がうんと離れた子」との関係の築き方についてお話しします。 【働くアラフォーの流儀#2】
私が常日頃、メンバーに伝え続けているチームの鉄則「口に出す」。しかし若手の反応は
みなさんにもいろいろと、「常にメンバーに言い続けていること」があると思います。 私の場合はこんな感じ。「叶えたいことやりたいことは口に出す。恥ずかしいかもしれないけれど、本気ならば口に出す。そうすれば、必ず手を差し伸べてくれる人からの情報が集まるから。もし、それでも叶わないなら、私が責任持つから!」。 しかしながらそんなことをイマドキの若い部下に伝えると、「それってよく本にも、書いてあることですね? 夢は書けみたいな。でも本当に叶うんですかね? さや姉、何が叶ったか教えてください」など冷めた態度を取られることもしばしば。Mちゃんもそんな一人でした。
私とMちゃんが突如任された「大きなプロジェクト」。いったい何が起きるかというと…
そんなある日、会社から新社長を交えた社員総会の企画と運営を頼まれました。しかも外部に依頼せず、すべて自分たちで行うというもの。準備期間たったの1か月! はっきり言って、会社には申し訳ないですが、超無理目なお仕事です。 当然私は、この無理なお題に対して放心状態。そんな私を見て、Mちゃんは、ケラケラ笑いながら「でたーー、さや姉、メチャクチャ、ストーン状態(石みたいに固まっていることらしいです)! 大丈夫ですよ。本気の時こそ、口に出す!んでしたよね? 上司が不安そうにするとみんなにも感染するんでしっかりしてください」などと揶揄する始末。 そんな裏ボス的なMちゃんの様子を見ていたら、覚悟を決めるしかないと奮起。またやるからには、絶対、みんなが驚く会にしたい。こうしたい、ああしたいという想いがでてきたのです。 そこで前述のとおり、とにかくやりたいことを口に出して、周りに伝えました。冷ややかな反応をされるかと思いきやMちゃんは「はいはい。やれってことですね。」とぶーぶー言いながらも、過去一献身的に協力してくれました。泣きたいくらい嬉しかった。 これまでもひとりで抱え込みがちになりがちな私でしたが、どんどんと周りを巻き込むことができ、何とかこの社員総会という難題を乗り越えることができたのです。もしあそこで、私がやりたいことを口に出さず取り組んでいたら、Mちゃん含め、周りはあんなに協力してくれなかっただろうなと思います。