【エリザベス女王杯】C.デムーロ「僕を待っていた」スタニングローズ復活V
11月10日、京都競馬場で行われたG1・エリザベス女王杯(芝2200m)は、短期免許で来日中のC.デムーロ騎乗、スタニングローズが2022年秋華賞以来、復活の勝利を飾った。1番人気レガレイラは直線で窮屈なところに飛び込んでしまい5着に敗れた。 【動画】スタニングローズが復活…エリザベス女王杯 エリザベス女王杯、勝利ジョッキーコメント 1着 スタニングローズ C.デムーロ騎手 「今回は好位で競馬をさせてもらいまして、直線でもすごくファンタスティックな脚を見せてくれました。(2年1カ月ぶりのG1制覇についていかがですか?)僕を待っていたんだと思いました。今週の水曜日に初めて乗せていただきまして、その時にすごくいいコンディションだと思いました。そこで競馬も同じようにいいコンディションだったので勝てることができました。まだ5歳ですけれども、体もフィジカルもすごくいいので、まだ走れると思います。久しぶりの日本で、本当に嬉しい。今日はありがとうございます。有馬記念までいますので、もう1つG1勝てるように頑張ります」 レース結果、詳細は下記のとおり。 11月10日、京都11Rで行われた第49回エリザベス女王杯(3歳上オープン・牝・G1・芝2200m・1着賞金=1億3000万円)は、C.デムーロ騎乗の3番人気、スタニングローズ(牝5・栗東・高野友和)が快勝した。2馬身差の2着に12番人気のラヴェル(牝4・栗東・矢作芳人)、3着に2番人気のホールネス(牝4・栗東・藤原英昭)が入った。勝ちタイムは2:11.1(良)。 1番人気でC.ルメール騎乗、レガレイラ(牝3・美浦・木村哲也)は、5着敗退。
レガレイラは敗れる
C.デムーロ騎乗の3番人気、スタニングローズが2022年秋華賞以来のG1・2勝目をマークした。道中は好位外目を気分良く追走して、直線でも馬場の真ん中から差し脚をしっかり伸ばした。鞍上の素晴らしいエスコートで鮮やかに突き抜けての完勝。しばらく勝てないレースが続いていたが嬉しい復活の勝利となった。また、断然の人気に推されたレガレイラは直線で狭いスペースで厳しい態勢となり伸びきれなかった。殊勲のC.デムーロ騎手は「最後はすごくいい脚でゴールしてくれました」と同馬の走りを讃えた。 スタニングローズ 17戦6勝 (牝5・栗東・高野友和) 父:キングカメハメハ 母:ローザブランカ 母父:クロフネ 馬主:サンデーレーシング 生産者:ノーザンファーム 【全着順】 1着 スタニングローズ C.デムーロ 2着 ラヴェル 川田将雅 3着 ホールネス 坂井瑠星 4着 シンリョクカ 木幡初也 5着 レガレイラ C.ルメール 6着 ライラック 石川裕紀人 7着 サリエラ R.ムーア 8着 ゴールドエクリプス 田口貫太 9着 コスタボニータ 松山弘平 10着 シンティレーション T.マーカンド 11着 キミノナハマリア 鮫島克駿 12着 エリカヴィータ 藤岡佑介 13着 ルージュリナージュ 池添謙一 14着 モリアーナ 岩田康誠 15着 ピースオブザライフ 団野大成 16着 コンクシェル 岩田望来 17着 ハーパー 武豊 ◇エリザベス女王杯とは エリザベス女王杯は京都競馬場の芝2200mで行われるG1競走。1976年に、牝馬三冠競走の「ビクトリアカップ」を前身とし、1975年にエリザベス女王が来日されたのを記念して、翌1976年に「エリザベス女王杯」として第1回の競走が開催された。
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