青森市で7日夜、初雪観測 青森地方気象台発表、平年より1日早く
青森地方気象台は8日、青森市の初雪を7日夜に観測したと発表した。平年より1日、昨年から4日早い。同市では今季、まだ初霜と初氷を観測しておらず、初雪より遅くなるのは2020年以来。 同気象台によると、7日は西高東低の気圧配置となり、青森県上空約1500メートルには12月上旬並みとなる氷点下6度以下の寒気が流れ込んだ。初雪は午後9時2分に観測、同21分には同日の最低気温2.8度を記録する冷え込みとなった。 寒気の影響で昼過ぎまで県内全域が曇りとなった8日は、青森市のモヤヒルズでは前夜に降った雪のベールが中腹から頂上にかけてゲレンデを覆っていた。モヤヒルズによると、ゲレンデへの積もり始めは例年より約1週間早いという。 同気象台によると、8日午後4時現在、県内で積雪を記録しているのは青森市酸ケ湯の26センチのみで、平年値(7センチ)の約3.7倍。同日午前1時までの24時間降雪量は30センチを記録した。 9日の県内は、湿った空気の影響により曇るが、高気圧に覆われ次第に晴れる見込み。