「ありました!磁気反応が出てる すごい!」 鉄製の船か 九大グループが水深60メートルの海底で新発見 古来から船が行き交う玄界灘で
■魚が集まっている場所が・・・ 水深は50メートルを超えました。 プランクトンなどの浮遊物が多く舞っていて見通しは良くありません。 その中で魚が集まっている場所がありました。 ■「魚がいるから人工物の可能性が大です!」 ワールドスキャンプロジェクト 市川泰雅 最高技術責任者 「これじゃない?あった、あった。人工物っぽい」 「魚がいるから人工物の可能性が大です。ありました!ありました!」 「出てる出てる、磁気反応が出てる。すごい」 Q磁気反応というのはつまり? ワールドスキャンプロジェクト 市川泰雅 最高技術責任者 「これが鉄の可能性が高いということですね。めちゃくちゃ出ていますね」 ■沈んでからかなりの年月が経過か 映し出された構造物。 磁気反応があったことから鉄製の船である可能性が高まりました。 九州大学 三納正美 准教授 「表面が覆われている」 ワールドスキャンプロジェクト 市川泰雅 最高技術責任者 「かなり古いですね」 表面に付着物が多かったことから沈んでからかなりの年月が経っているものとみられます。 ■3次元のデータ作成を試みる ワールドスキャンプロジェクト 市川泰雅 最高技術責任者 「この状態だとすごく透明度が悪いので、3次元のデータにしてみないと何か分からないんですね。次は3次元モデルを作るためにムラクモという3Dスキャンをするための装置を投入してデータを作ろうかな」 3次元モデルを作るための撮影を行う装置を海に投入しましたが、この日は船が流されるほど波が高く作業を進めることはできませんでした。 ■いつの時代の船か 調査へ ワールドスキャンプロジェクト 市川泰雅 最高技術責任者 「船だということが判明、断定できるんじゃないかと思います。ただ問題なのは、いつの時代の船なのかというのが分からないので今後も調査を重ねて、3次元データを作ったりしていつの時代の船なのかをもう少し詳しく分かればいいんじゃないかな」 九州大学とワールドスキャンプロジェクトは今後、3次元データを作って船の形状を明らかにし、どの時代のどんな船なのか迫っていくことにしています。
RKB毎日放送