【プレビュー】揺れる徳島と前節の8ゴールで浮上の予感漂う千葉が激突| Jリーグ
【Jリーグ・プレビュー】明治安田J2リーグは4月7日に第9節が開催。鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで徳島ヴォルティスとジェフユナイテッド千葉が対戦する。
浮上を目指す両者が顔を合わせる。最下位に沈む徳島ヴォルティスがホームに13位のジェフユナイテッド千葉を迎え撃つ一戦だ。 徳島が揺れている。前々節・ザスパ群馬戦で敗れたクラブは、吉田達磨監督の解任を決定。開幕7試合で1勝1分け5敗と低迷した結果を受け、シーズン早々に監督交代の決断を下した。さらには、島川俊郎の現役引退と西谷和希の契約解除が相次ぎ、チームを取り巻く環境は騒がしい。 それでも、増田功作暫定監督が指揮を執った前節・清水エスパルス戦は、1-1で勝点1を獲得。上位チーム相手に後半アディショナルタイムに追い付く執念を見せ、アウェイから勝点を持ち帰ってきた姿勢は評価できる。 その粘り強さそのままに今節は初勝利を飾りたいところである。中3日でのゲームであり準備期間でやれることは多くないかもしれないが、総力を結集させ戦いたい。清水戦で値千金の同点ゴールを決めた棚橋尭士も5試合ぶりの出場で結果を残したように、ラッキーボーイの出現も巻き返しに必要な要素。ホーム初勝利に向け、チーム一丸で戦いたい。 一方の千葉は、勝利から遠ざかっていた4試合がウソかのように前節・栃木SCで8ゴールを挙げ大勝。気持ちいいほどにうっ憤を晴らした。エースの小森飛絢だけでなく、ドゥドゥや椿直起といったほかの攻撃陣にもゴールが生まれたのは、明るい材料だ。 また、品田愛斗は先日加入が発表されたばかりながら、チームに合流直後から2試合連続で先発を飾り、栃木戦では90分間ピッチに立った。早速、存在感を高めている背番号44が中盤の底でタクトを振るい、今季2度目の連勝に導きたい。 チームとしても、昨季は後半戦に一気に勝点を積み上げたが、裏を返せば前半戦の低迷が最終的な勝点や順位、そして最終的な結果に響いたことは否めない。J1昇格を絶対の目標に掲げる今季は、シーズン序盤から確実にポイントを積み上げていくためにも、ここで一気に波に乗りたいところである。気に波に乗りたいところである。