秋篠宮ご夫妻が「実りのフェスティバル」訪問 特産品説明に聴き入る
秋篠宮ご夫妻は1日、東京都豊島区のサンシャインシティで開かれている第63回農林水産祭「実りのフェスティバル」を訪問された。会場には自治体ごとに旬の野菜や果物、海産物などが集まっている。ご夫妻は1時間ほどかけて回り、栽培方法の工夫や米の作柄など各地の特産品の説明に熱心に耳を傾けていた。 香川県のブースでは、秋篠宮さまが品種の違うオリーブの実を食べ比べた経験を明かしたり、紀子さまが漁業関係者の苦労をねぎらったりして話が弾んでいた。その他の地域のブースでも、今年の天気を踏まえて作柄を尋ねるなど、生産者たちと交流した。 フェスティバルは、農林水産物の消費拡大や食に対する理解の広がりを目的に農林水産省などが毎年開いている。1962(昭和37)年に始まり、翌年から皇族が足を運んできた。秋篠宮さまは87年に初めて見学し、90年に結婚してからはご夫妻そろっての訪問が恒例になっている。【山田奈緒】