小銃持った新編成部隊の陸自隊員が消える… 500人が捜索で緊張走るなか約15時間後に「無事発見」 青森県八戸市
RAB青森放送
陸上自衛隊八戸駐屯地の新部隊の男性隊員が、小銃を持ったまま一時行方不明になりました。 自衛隊は500人体制で捜索、警察が緊急配備を敷く騒ぎになりましたが、無事発見されました。 いったい何があったのでしょうか? 行方不明になっていたのは、陸上自衛隊八戸駐屯地の第5高射特科群所属の20歳代の男性2等陸士です。 隊員は昨日、駐屯地に隣接する演習場で夜間訓練に参加していましたが、午後9時半以降行方がわからなくなりました。 こちらは夏の訓練の様子です。 第5高射特科群は敵の航空機への対処やミサイル防衛など、防空を担う新部隊で今年3月に編成されたばかりです。 男性隊員は弾薬はないものの、小銃と銃剣とともに行方をくらませたため、隊員およそ500人で捜索が行われました。 さらに… ★加藤誠記者 「警察が近くの道路で検問を実施しています」 警察は午前9時頃から県内全域に緊急配備を敷き、幹線道路では検問が行われ、緊張が走りました。 およそ15時間後の今日正午すぎ、演習場の敷地内で捜索していた仲間が男性隊員を発見。 隊員にけがはありませんでした。 小銃や銃剣などの装備も無事確認されました。 騒ぎを受け、駐屯地の近くにある桔梗野小学校は校舎の施錠の確認や、児童を保護者に迎えに来てもらう対応をとりました。 ★桔梗野小学校 吉田朝子校長 「児童の安全が確保されるということで、なによりもほっといたしました 安心いたしました」 第5高射特科群の奥田嘉夫群長は「地域のみなさまには不安とご迷惑をおかけしたことについて深くお詫び申し上げます。原因究明と再発防止策を講じ、同種事案を2度とおこさないようつとめてまいります」とコメントしています。