今季一番の冬将軍 福島県県北中心に冷え込み スリップ事故相次ぐ 雪道への備え呼びかけ
店長の大場直也さんによると、タイヤ交換の予約は11月中旬ごろから増え始めた。同店では現時点で昨年よりも120件多い件数をこなし、予約を取りづらい状況だという。特に土日は予約が混み合い、平日には空きが出てきている。「自分でタイヤ交換をする人もいるが、空気圧チェックやナットの増し締めなど、安全に関わるサービスは無料で行っているので利用してほしい」と呼びかけている。 ■今週末から寒気強まる 9日の県内は寒気の影響で、未明から早朝にかけて、県内30観測地点のうち28地点で最低気温が氷点下となった。伊達市梁川で氷点下4・6度、浪江町で同3・4度を観測するなど9地点で今季最低気温を更新した。 福島地方気象台によると、スリップ事故のあった福島市では午前6時55分ごろに2・1度を観測した。この他、福島市鷲倉で氷点下6・1度、塙町で同4・5度となった。 気象台によると、今週末から来週までに上空の寒気が強まり、さらに冷え込むという。最低気温は福島市や会津若松市で氷点下1度から1度で推移し、最高気温は4度から7度程度にとどまる予想。会津地方では雪や曇りで、中通りと浜通りでは晴れや曇りの予報となっている。
仙台管区気象台の1カ月予報(5日現在)では、東北地方の太平洋側は晴れの日が多いが、会津地方を含む日本海側の降雪量は平年と比べ増える見通し。