どこのスーパーの「とんかつ」がウマい? 都内の7つのスーパーの「ロースカツ」を食べ比べてみた #食楽web #とんかつ
ただし、衣が厚めで、肉との一体感が素晴らしく、この点はかなり好印象を受けました。また、脂身の少ない部位を採用しており、見た目に反して上品な味わいなのも特徴。これらのことから、カツ丼の頭などの二次調理向きの「ロースカツ」とも言えそうで、汎用性の高さも意識して、この調理設計になっているのかもしれません。 パッケージにプリントされた「謹製」の文字も、なんだかちょっとかわいらしく、少々高めですが、どうしても嫌いにはなれない『オオゼキ』の「ロースカツ」でした。
●DATA オオゼキ
四元豚を採用しながら圧倒的コスパを実現!『東急ストア』の「ロースカツ」
続いては『東急ストア』の「ロースカツ」。「四元豚ロースとんかつ」という商品名で、重量約208グラムにして322円(税込)。『オーケー』『オオゼキ』と比べると、明らかにコストパフォーマンス面で優っていることがわかります。
このグラム数ではありますが、肉は薄めカットで、その分平べったく大きいのが特徴。しかし、その味わいは実に素晴らしく、『オーケー』と同様に、冷めていても衣がペタッとしておらず、サクサク感があります。そして、四元豚の肉から溢れる甘めの旨みは、ソースといただくことでより濃厚な味わいに感じるように思いました。 「今日、料理面倒くさい。外食も疲れた。家で簡単に食事を済ませたい」といった際のごはんのおかずにピッタリで、なかなか好印象の「ロースカツ」でした。
●DATA 東急ストア
熟成三元豚を採用した旨みが詰まった濃厚な味わい!『いなげや』の「ロースカツ」
続いて『いなげや』の「ロースカツ」をいただきます。「柔らかロースとんかつ」という商品で431円(税込)。やや強気にも感じる価格ですが、熟成した三元豚を採用していることと、厚切りカットで食指がそそられる商品ではあります。
実際の味は、その厚切りカットによる贅沢な食感と、かじったときに溢れる出る熟成三元豚の香ばしい旨みが最高で、クセになる味。この厚切りカットにして、肉が柔らかいのも好印象で、『いなげや』の惣菜調理のレベルの高さを感じる一品でした。