スバルのハイブリッドシステム向け、ジェイテクトが開発した「ITCC」の性能
ジェイテクトはSUBARU(スバル)のハイブリッドシステム「e―BOXER(イーボクサー)」のストロングハイブリッド向けに、トランスミッション(変速機)内に搭載可能な小型の電子制御カップリング「オイル共用式ITCC」を開発した。従来比で全長を約25%短縮して小型化し、耐久性も向上した。 ITCC内のクラッチの潤滑を最適設計することでクラッチの放熱性を高め、耐久性を高めた。新構造の採用で変速機とITCCでのオイル総使用量を削減し、環境負荷低減にも寄与する。 イーボクサーの強みである「走りの愉(たの)しさ」と環境性能の両立にも貢献する。内部部品の最適化によりエンジンからの駆動力を瞬時に伝達し、多様な路面状況で走行安定性と加速性能を実現する。