「馬を送り出す作業をやっていました」総合馬術団体メンバーが明かす “パートナー”たちへの昨夜の作業
1932年のロサンゼルス五輪以来92年ぶりとなるメダル獲得となった総合馬術団体。悲願のメダル獲得から一夜明け思いを語りました。 【動画】92年ぶりメダルの馬術日本のメダリスト会見 会見場に拍手で迎えられた戸本一真選手(41)、大岩義明選手(48)、北島隆三選手(38)、田中利幸選手(39)の4選手。会見ではまず戸本選手が「『団体でメダルを』という気持ちで活動してきたんですけど、いま取ってみると昨日見た表彰台からの眺めが、いま自分たちに起こっていることとは信じられないくらい奇跡に近いんじゃないかなと感じています」と改めて実感したと話しました。 またメダルを獲得した昨夜何をしていたのか聞かれると「昨日競技が終わって夕方にさしかかっていたんですけれども、我々のパートナーの馬たちが夜7時半にイギリスにある厩舎に戻る予定が入っていたので、馬をトラックに乗せて荷物を全部詰め込んで馬を送り出す作業をやっていました」と喜びもつかの間、大岩選手たちメンバーはパートナーの馬たちのため作業を行っていたと明かしました。 さらに戸本選手は頑張ってくれた馬へ「総合馬術という競技は馬術の中でもタフな種目で、3日間完走すること自体が大変な競技なので、(パートナーの馬に)ありがとうという言葉を伝えました。食べることが好きなので好きなだけ食べていいよと」「本当に馬がよく頑張ってくれて、このあと総合馬術は休みに入るので」と語りました。 また馬のケガで、3日間を完走できなかった北島選手は「帰って足をしっかり治してからまた1から踏み出していきたいなと思います」とコメント。北島選手に代わって最終日に出場した田中利幸選手は「ゴールした時は『ありがとう』という思いを伝えました。イギリスに帰ったらリンゴやニンジンをたくさんあげて感謝を伝えたいです」と話しました。