町田はJ1初昇格初優勝を逃す…敵地で鹿島に3失点完敗 昇格組最高順位の3位で初のACL出場へ
◆明治安田J1リーグ▽第38節 鹿島3―1町田(8日・カシマ) J1初昇格初優勝を目指した町田は、最終節で鹿島に1―3と敗れて3位に終わった。しかし初昇格クラブとしては、2012年鳥栖の5位を上回る過去最高順位にとなった。今季J1初昇格した町田は、開幕5戦で4勝1分けと好スタートを切り首位に立つと、5月から約4か月間は首位を守った。しかしシーズン終盤は調子を落とし、史上初となるJ1初昇格初優勝には届かなかった。 この日は勝利して首位神戸、2位広島が敗れれば優勝のチャンスがあった町田だが、前半5分、同16分と立て続けに失点。しかし前半23分、“美しすぎる”トリックCKから反撃ののろしをあげた。MF相馬がCKからライン際にグラウンダーのボールを送ると、これをDFドレシェビッチがマイナス方向へパス。ゴール前の密集からひとり離れた下田が、得意の左足からのシュートでゴール右隅へと決めた。 それでも前半アディショナルタイムにも失点。カウンターから主将で昨季まで鹿島に所属した元日本代表DF昌子源が鹿島FW鈴木優磨にかわされ、この日3失点目となった。後半は元日本代表DF中山をボランチに投入するなど反撃の手を打ったが、スコアを動かすことはできなかった。 3位となった町田は来季、ACLE2025―26に出場する可能性を残した。ACLE2025―26の出場枠は3枠で〈1〉ACLE 2024―25優勝クラブ〈2〉2024J1リーグ優勝クラブ〈3〉2024J1リーグ準優勝クラブ。しかしACLE24―25に参加している神戸、川崎、横浜Mのうち、川崎と横浜Mが優勝しなかった場合は、町田がACLEの出場権を獲得する。ACLEで川崎、横浜が優勝した場合は、ACL2に出場することになる。
報知新聞社