「こんなに良い試合が…」と両者涙、パラのバドミントンで日本勢激突
パリ・パラリンピックでバドミントン男子ダブルス(車いす)の3位決定戦は日本勢対決になった。勝者も涙、敗者も涙だった。 【写真】メダルは全て燃えた 逆境はねのけたウクライナ選手が強調した英単語 前回銅メダルの梶原大暉、村山浩組と、松本卓巳、長島理組の顔合わせ。1―1で迎えた第3ゲーム、梶原、村山組が鋭いショットを次々と決め、21―15で試合を制した。 敗れた松本と長島はペアを結成してまだ数カ月。メダルに届かず、長島は「(開幕前は)1勝できれば御の字と思っていたが、こんなに良い試合ができるなんて。勝ちたかった」と目を赤くした。 梶原、村山組は2大会連続の表彰台だが、村山は「金メダルを取れず悔しい。決勝戦で当たりたかった」。そして、目頭を押さえて言った。「このすばらしい環境で、日本の2ペアが戦えたことは、誇りを持っていいのかなと思う」(佐藤祐生)
朝日新聞社