「根拠のない自信」持つ人に共通する“すごい特徴” 思考停止に陥る「3つのワナ」にはまらないコツ
それを誰でも簡単にできるようにする方法があります。それは、「質問」です。質問をきっかけにして、私たちの「深い思考」はスタートするのです。「できたこと」から深い思考を引き出していくための質問は、次の4つです。 ① 具体的に何があったのか? (=詳しい事実) ② なぜそれができたのか? (=原因の分析) ③ いま、素直にどう感じているか? (=本音の感情) ④ 明日からどんな工夫をしてみるか? (=次なる行動)
実際の例として、健康診断を間近に控えたカフェ好きの女性Dさんの内省を見てみましょう。 できたこと:レジ横に並んだ焼き菓子を買うのを我慢できた ①具体的に何があったのか? 7月9日のランチタイム、お気に入りのカフェに同僚のTさんと一緒に入ったが、いつもは追加で買ってしまう、レジ横に並んだ美味しそうな焼き菓子を、買わずに我慢することができた。 ②なぜそれができたのか? ウエストが気になってきたし、最近、体重が増えやすくなったような気がするから。また、今度、健康診断もあるので、それまでには少し絞ったほうがいいと考えたから。
③いま、素直にどう感じているか? お菓子を我慢できたことはうれしい。自分もやればできるな、と思う。ただ、このまま健康診断を受けるのはちょっと不安。少しは運動をしないとまずいかなと思う。 ④明日からどんな工夫をしてみるか? お菓子を我慢するだけじゃ足りないかもしれない。最近、体を動かしていないから、健康のためにも少し運動をしてみよう。とりあえず明日から、会社ではエレベーターを使わず、階段を歩いてみることにしよう。
■「内省」は「反省」とは違うもの ここでいう「内省」は、「反省」とは違います。 反省のように「できなかったこと」を振り返って原因を探っていくのは苦しい作業ですが、「できたこと」を振り返って内省するのは、むしろ楽しい作業なのです。 そして、さらによくするための工夫や発見があれば、もっとうれしくなりますよね。 考えついた工夫を実践したら、またさらに「できたこと」が増えていくのですから。これを繰り返すことで、自分をポジティブに変化させていくことができます。